弁慶岬



 寿都湾の西口、月越山脈が日本海に突き出た所の岬、標高25〜60mに海岸段丘が発達、突端に弁慶岬がある。


 弁慶の舎弟ともいうべき常陸坊海尊が、義経再挙の兵を募って蝦夷へ向かったという情報を得た弁慶は、毎日毎日この岬の先端に立ち海尊の到着を待っていたが、海尊軍団の船影を見ることはできなかった。そんな姿の弁慶を見ていたアイヌたちは、この岬のことをいつしか弁慶岬と呼ぶようになったという。
その他の名前の由来としてはアイヌ語のベルケイ(裂けた土地の意)が訛ったという説があります。


 町の最西端に位置する弁慶岬は「狩場・茂津多道立自然公園」の中にあり、伝説と夕日の名所として知られています。遠く狩場山・茂津多・積丹・雷電の岬を一望できる景勝の地で、夕暮れとともに灯をともす「弁慶岬灯台」も、落日の景勝をより詩情豊かなものにしています。また、駐車場・休憩所・トイレのある弁慶岬公園には、、伝統とロマンを秘めた武蔵坊弁慶の銅像も建立されています。


弁慶岬駐車場

駐車場内にある?千万円のトイレです
弁慶がお供の家来と相撲
をとって、がけから落ちて
けがをした時の血が岩に
赤く染まってしまったとい
う伝説があります。
写真は、その相撲をとった
土俵跡の石碑です。
弁慶岬から島牧方面へ
200mほどいった道路脇
に右写真の看板がある。

なお、この岬の手前では強風のため路線バスが横転したという事故があったほど、強風のところで民家の前には風をよけるついたてをしている